2018年GW後半。新田家初キャンプの日!
5度目の正直です。(ここまでの流れはコチラ→私をキャンプに連れてって https://nikkotsu.com/3661)
5月3日。朝。せせらぎの小道を吹き抜ける風と、小鳥のさえずりで目覚める…
はずが…
叩きつけるような雨の音…
テレビをつけたら…台風中継か?「GW後半 天気大荒れか」ぁぁ!!!!
うわぁぁぁぁん。またいけないのぉぉぉぉ!!!!!!
この悲痛な顔を見たら、私としても「いかない!」とは言えません。
しょうがない、行ったら何とかなるかもしれない。
行くぞ!もう、私はキャンプに行くんだぁぁ!
そう、一念発起して出発したのです。
キャンプ場到着
ついてみると、雨は上がって曇り空。
特に地面の状態も悪くなく、暑すぎもせずいい感じ。
来た甲斐があったなあ!やっぱり日頃の行いがいいからだよなあ。
今まで4回の雨と朝の雨は棚に上げて、早速テントの設営に取り掛かりました。
練習した成果を発揮し、子どもたちの妨害…いや、お手伝いもあり、なんと1時間ちょっとで設営完了!
至れり尽くせりのこの設備!気分は流行りのグランピング!
グランピン…ぐぅぅぅぅぅ…
おなかすいたなあぁぁぁ…
よーし!炭をおこして、料理にかかるぞ!
とはいえ、火付けは初体験。
炭いれた。バーナーか?つけるぞ…ゴオオオオ…ん?
あれれ…つかない…。ゴソゴソ…つかないなあ…ひっくり返そう…移動させてみる?
ぴんぽーん!
炭に火をつけるには、新聞紙と炭を丁寧に組んで、ライターやマッチで着火すれば簡単です。
最短2分ぐらい。長くて10分あればつきますよ^^ なるべく触らないことも大事。
うう…お腹すいた…こどもはぐずる…どうしよう…これじゃ、なにも焼けやしない。
バーナーで火力を補い、なんとか焼きそばが焼けました!!
ちょっと生焼け?思っていたイメージとはちょっと違うんだけど、これも、キャンプだからこそだな。
と、前向きな私!!
そして、「2時間前行動だ!」と、続いて夕飯の支度を考える。
そこで、私は気が付きました。近くの林で小枝を拾っている人に!
あ!うちには薪があるじゃないか。
よぉし、つっこめー!!!!!だんだんだーん!
やったぜ!ついた!料理だ!!!
ここは妻の腕の見せ所!昼食、夕食とおいしい料理の数々が出来上がったのでした。
スモアも食べて、子どもたちも大喜び!
キャンプ満喫!ご満悦!
燃えろよ燃えろ、炎よ燃えろ…
と思ったら…妻の様子がおかしい!
泣いてる?玉ねぎを切っているのか?
「もう、わたし耐えられない…」
ど、どうした!なにがあったんだ!
私があまりにも松坂桃李に似ているから、浮気を心配しているのか?
そんなこと言うんだったら私だって同じだ!
お前があまりにもミランダ・カーのように輝くばかりの美しさをしているから、
いつどこの誰に狙われるかわかったものじゃない!
毎日私は、心配で、心配で…
ああ、もう、私だって耐えられない。
このダイヤモンドのような瞳から、真珠のような涙が…
…ん、これは…これはぁ!
心情から来ている涙ではない!
あっ、あっ、あぁぁぁぁぁぁ!
「たきびか!たきびの煙だったのか…煙が目に染みる…これが涙の原因…」
ぴんぽーん!
大きな薪をいきなり火に突っ込むのは厳禁。
不完全燃焼をおこして煙がモウモウと上がりますよ。
そして、その夜は5月なのにだいぶ寒いなぁ…と思いながら、テントでおとなしく寝たのでした…。
そして、二日目
翌日、朝から外遊びなど色々と楽しみました。
夕方、近くのお風呂の施設に行ったら、同じキャンプ場に泊まっている人に会ったりして、
子どもたちもお友達が出来て楽しかったようです。
昨日の夜はだいぶ寒かったから、テント内の前室で、たきびを焚いておくか…。
きっと暖かく眠れるぞ。
この私の気遣い。妻子を想う優しい気持ち!
ぴんぽーん!
テントを締め切って火を焚くと、一酸化炭素中毒になる可能性があります。
良い子は絶対にやらないでね。
さあ、夕飯。
「…」
ああ、なんか妻の視線…
私があまりにかっこいいから…
じゃ、ないですね…ないですよね。
「もう、薪は使わないでよ…」
ですよね。じゃあ、炭を付けますよ、つけますよ。
でも、つかない。
1時間半かかって、微々たる火力…。
ズッキーニすら焼けない。
「もう、さっき知り合った人達に種火をもらってくる…」
そう言って、妻はお風呂で知り合ったご家族の元へ…
だって、私はキャンプ初心者。
妻のハートに火をつけたことはあっても、炭に火をつけたことはない。
そして、その妻のハートの火も、風前の灯火…
まずい。このままではご飯が食べられない。…食べられない…
そして、私は、最悪の事態を想像した…
美人キャスター「ただいま報道速報が入りました。GWでにぎわうキャンプ場で一家四人が憔悴して発見されました。
身元は、埼玉県の星とも言われている「N田Y介」氏と判明し、日本中が驚愕しています。
全力で原因を究明していますが、捜査は難航しております。」
美人コメンテーター「キャンプ場のそれもテント前で発見されていたんですよね」
美人キャスター「現在の情報によると、家族連れでにぎわうオートキャンプ場で、
ご一家のテント前で、豊富な食材を前に倒れていたということです。」
美人コメンテーター「一家団欒、他のご家族も楽しまれている中、なんでそんな状況でこのご家族だけ憔悴していたのでしょうか?」
美人キャスター「警視庁からの発表によると、炭は未使用のまま発見されたとのことでした。」
美人コメンテーター「ま、まさか!!それって、火がつけられなくて、ご飯が食べられなかったとか!!」
美人キャスター「基本的には、キャンプに行って火付けができないなんて、考えられない状況かと思われるのですが。」
美人コメンテーター「火付けができないなんて、男としてどうかと思いますよね。ダサッ…」
火付けができないなんて…男としてどうかと思う…ダサッ…
キャンプに行く前のあの一言も思い出してしまったぁぁぁぁぁ!
いや、そんな状況で、発見されたくない!
このファーストキャンプを絶対に良い思い出にしてやるんだ!
待ってろよ、妻!待ってろよ、わが子たち!
私は!私は!必ず火をつけてやるぅぅぅぅぅ。
やっぱり薪を…
つっこめー!!!!!!!
煙…ボワンボワンボワンボワン…
そう、炎以上に、煙…真っ白の世界。
その煙が、テントの中へ…
そう、きっと暖かくなるよ…
白い煙で、もう、幻想の世界へ…何も考えられない…
そこへ…妻に連れられて、応援の方々が現れた。
ええ!なにやってるの?!
「早く出せ!煙臭くて寝られなくなるぞ!!」
静かな山に緊張が走る!
全て、裏目、裏目に。
火が付くと思ったのに…
暖かく過ごせると思ったのに…
それでも、とっても気さくで心優しいベテランキャンパーの方々。
炭おこし器をもって、来てくれました。炭と薪を入れておけば簡単に火付けできるすぐれものです。
この形…どこかで…
あ!私も、これ、買いました!
…ゴミ箱になってる…
その場にいる全員が苦笑…
まあ、笑うしかないですよね…
そして、素晴らしい手際で炭をつけていくベテランキャンパーたち。
か、かっこいい!!!
やり方がスマート!
この火力が欲しかったんだよ!!
無事、ズッキーニも焼け、優雅な夜が訪れたのでした。
楽しかった^m^
また行きたいなあ…。
今回のキャンプのベストショット
次は、たきびを囲んで、ギターの弾き語りで尾崎豊の「I love you」を星空に届けたいと思います。
(ギター弾けないけど…)
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