にった接骨院

関節内骨折は要注意。 2025/02/28

新田です。

非常に重症な怪我をした40代の男性が、来院してきました。
親指を骨折してしまいました・・・。

レントゲンです。

何処が骨折しているか分かりますか?
よ〜く見てみて下さい。

分かりましたか?
一般の方なら、分からなくても当然です。
何故なら、物凄い小さな骨折だからです。
赤矢印の所をみると、小さなカケラがあるのが見えますか?

折れた骨を骨片と言うのですが、その骨片がとても小さいです。

ん?ちょっと待って。
最初に非常に重症な怪我をした〜と書いていますね。
小さな骨折なのに、なぜ重症なの?
そう思う方がいると思います。

実は、骨折は何処で折れているのか?で重症度が大きく左右されるのです。

何故重症なのか?
大きな理由は二つです。
1関節内骨折→可動性のある関節で骨折すると、動きに障害が残る可能性がある。

2骨片が小さすぎる→骨片が小さすぎる為に、整復(ズレた骨を元の状態に戻す)が非常に困難。

関節内骨折は関節の滑らかな動きを保つために、できる限り解剖学的整復が求められます。関節面がわずかにズレただけでも、長期的には変形性関節症のリスクが高まります。

この様な症例は非常に難易度が高いです。
とはいっても、新田は指の怪我を治すことが一番得意なので、しっかりと施術計画を作り、治していきます。

以上、新田でした。

 

 

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