新田です。
私が最も得意とする骨折は、指の骨折です。
指は怪我によって、機能障害を起こしやすい為に慎重な施術が必要となります。
注意して管理する事は、皮膚の状態・指の軸・可動域・炎症・損傷組織の修復具合・固定角度など。
多くの事を注意深く観察しなくてはいけません。
今回は、その中でも「指の軸」についてお話しします。
小学生がボールが指に当たり左手中指を骨折をしました。
写真を見ると、左手中指が曲がっているのが分かりますか?
骨折によって軸がズレているのです。
軸がズレている為、曲げると薬指と重なってしまいます。
これを、オーバーラップフィンガーといって、この状態だと、100%機能障害が残ります。
その為に、整復(折れた骨を元の状態の戻す)を行い、軸を元に戻します。
これで安心できます!
という訳にはいきません!!!
むしろ、ここから先の管理が重要であり難しいのです。
三週間程度、特殊な固定をして戻した軸が再びズレない様にしなくてはいけません。
これが非常に難しいのですが、私が最も得意とする事です。
専門家でなくても指の軸がズレていると、見た目で分かります。
もし、その様な怪我をしてしまったら、当院にご相談下さい。
機能障害を残さずに治す事が出来ます。