昔、日ハムのファンクラブに入会していた新田です。
当院には野球少年がケガをして来院されることが多いです。
一番多いのは、やはり肘の怪我です。
当院では、最初にエコーで患部の状態を観察します。
その時に、私が絶対に確認する箇所があります。
それは、上腕骨小頭という箇所です。
赤丸がある、肘の前側のやや外側です。
そこに、痛みがなくても必ず確認します!
上腕骨小頭は、離断性骨軟骨炎といい、軟骨が剥がれてしまうことがあります。
特に野球少年に多くみられます。
小学生の野球をしている患者さんが来院されました。
こちらの患者さんは、痛みがあり我慢しながら野球をしていました。
早速、エコーで確認すると・・・。
赤丸のところで白い線(白い線が骨です)が乱れているのが分かります。
離断性骨軟骨炎です。
連携先の整形外科でも精密検査をして頂き、絶対安静となりました。
初期段階では明確な痛みがないこともあり、気づかないことがあります。
しかし、この離断性骨軟骨炎は早期に発見することが超超超超重要なのです。
進行してしまうと、手術になることもあります。
ですので、当院ではそこに痛みが無くても必ずエコーで状態を確認します。
実際に、症状が無く発症していたケースもあります。
肘に違和感・痛みを感じたら、すぐに当院にご相談ください。