今回のテーマは「とっても難しい骨折」です。
骨折は場所や折れ方で、治す難易度が大きく変わってきます。
大きな骨が折れた方が重症に思いますが、決してそんな事はありません。
中学生が野球で怪我をした症例です。
レントゲンを見てみましょう。
指の骨が折れてしまいました。
赤丸で囲っているところが骨折部です。
関節での骨折、小さく折れた骨がズレている事。この条件だけで難易度が一気に上がります。
折れた骨を元の位置に戻すのが難しい事。戻した骨がズレないように固定するのが難しい事。
関節での骨折のため将来関節が変形してしまうリスクがあるいこと。などなど・・・。
とても小さな骨折ですが、重症度、施術の難易度共に非常に高い
「とっても難しい骨折」なのです。
骨折は場所や折れ方で、治す難易度が大きく変わっていくということです。