今回の症例は粉砕骨折です。
外部から大きな衝撃がかかることによって、亀裂が何か所か入り、骨が粉砕されてしまう骨折です。
このような重症な骨折は、整形外科での手術対象となります。
しかし、患者様の希望により、
手術を行わない保存療法を希望される場合は、
いくつかの整形外科の中から、患者様の希望をお伺いし、
その医師の協力の下、指示や指導を受け施術を行っていきます。
怪我の状態と治療の経過をご紹介いたします。
スノーボードで転倒し、骨折をした患者さんがいらっしゃいました。
ゲレンデで怪我をし、近くの整形外科に行ったところ、
粉砕骨折と診断され、手術になると言われました。
左の腕です。
写真では分かりませんが、腫れがあり、熱を持っています。
内出血もあります。
本人は、手術をしない保存療法を希望しています。
当院でも、保存療法は可能と判断しましたが、整形外科の先生にご相談し、
レントゲン撮影で骨の状況を随時確認しながら施術を行います。
レントゲンを見てみましょう。
提携の整形外科でレントゲンを撮影し、状況を確認してもらいました。
明らかに骨折が確認できます。
また、いろいろな角度から砕けているのがわかりますね。
整形外科の医師も保存療法は可能と判断を頂き、当院で保存療法を行うことになりました。
このような状況でも、ほねつぎの技術を用い、整復と固定で治していくことが来ます。
整復の様子を見てみましょう。
折れた骨を正しい位置に収めていく作業です。
ばらばらになった骨の位置関係を、元の正常な状態に戻していく作業です。
これが
ほねつぎの技術です。
固定をします
腕全体をしっかりと固定していきます。
固定をしっかりすることで、整復した骨がずれることなく修復されていきます。
整形外科の医師との連携
骨折の場合、当院での保存療法は可能ですが、必ず整形外科の医師との連携をいたします。
定期的に、レントゲンで骨の状況を確認した上で医師の指導の下行っていくことで、
患者様に安心して施術を受けていただくことができます。
患者様のご希望により、複数の整形外科の中からご紹介できますので、
まず、当院に来院いただき、ご相談ください。
埼玉県志木市宗岡のにった接骨院 新田でした。