志木市宗岡のにった接骨院、新田です。
先日、診療時間中に一人の青年が来院しました。
「先生!!僕です。大人になりました。」
え?
一瞬誰かと思いましたが、すぐ、思い出しました。
彼は、開院当初から通院していた子だったのです。
彼は当時、小麦色に日焼けしたイケイケの中学生。
高校生になっても、スポーツで怪我をする度に、にった接骨院に通ってくれていました。
しばらく顔を見せないなあと思っていたら、すっかり大きくなって、
いや、大きいというより、
大人になって現れたのです。
「先生、あの約束覚えてる?約束したから来たんだ。」
約束…
私は、記憶を辿りました。一体何の約束をしたのか…。
子どもだった彼が…大人になって現れた……!!!
そうか!
(…回想…)
「大人になったら飲みにいこうなっ!!」
ああ、そうだ。そんな約束をした。
確かにした。
中学生だった彼は、二十歳になり、免許も取り、就職も決まって立派な青年に。
そして、当時の約束を果たすために、
「おやじのうどん”旬”」に飲みに行ったのでした。
同じく小学生から通っていて、すっかり大人になった妹も一緒に。
美味しかった…
こうして、約束は叶えられたのです。
長く続けていくと
子ども達が成長していく姿を見られる、
そんな楽しみもこの仕事にはあるのですね。