
新田です。
私には、今でも相談にのってくれる師匠がいます。
学校・接骨院・スキー場救護室で私を時に厳しく、時に親切に指導して頂きました。
今でも、分からない事があると直ぐに相談します。
何でも、的確に教えてくてるので、名前の最初の文字を取って
勝手に「露ぺディア」と読んでいます。
週末、スキー場で怪我人救護を行なってきました。
肘を脱臼したお客様が搬送されました。
受傷してすぐなのに、腫れが思った以上に強く出ていました。
直感で「ん?これは何かおかしいな…」と感じました。
何故なら、脱臼直後は腫れは出ないからです。
骨折を合併している?
危険を察知した為に、無理に整復(元の状態に戻すこと)を行わずに救急車を要請しました。
的確な処置が出来た背景には、師匠のある言葉があります。
「嗅覚を鍛えろ」
昔、よく言われたこの言葉。
危険を感じ取れるようになる。
「大丈夫だ」と思い込むんじゃなくて、「何か違うかもしれない」と感じ取る力。
あの頃は、よく分からなかったですが、今ではよく分かります。
接骨院ならエコーがあるから、見えないものも見えるし、安心材料にもなりますが、
スキー場ではそうはいきません。
嗅覚が最大の武器になるのです。
今回も、そんな「嗅覚」に助けられた気がしました。
師匠が隣にいて、「新田、しっかり診ろよ」って見てくれている気がします。
エコーも便利だけど、それに頼りきりになって感覚を鈍らせたら、きっと大事なものを見逃します。
だから、これからももっと嗅覚を磨いていきたいな、って改めて思いました。
師匠、いつもありがとうございます。
「嗅覚を鍛えろ」
今では、嗅覚は私の最大の武器になっています。