もう一度言います。
西野カナ推しの新田です。
骨折を早く治すのに最も大切な事は固定です。
骨折の患者さんが多く来院している当院では、包帯での固定を必ず行います。
そこで、「一体、いつまで固定をするのか」という事です。
固定を外すタイミングは仮骨がどれだけ形成されているかです。
仮骨とは新しくできる骨組織の事です。
エコーで仮骨の形成具合を確認して、十分な量が形成されていたら固定を外します。
実際にエコー画像を見てみましょう。
こちらの患者さんは、中足骨(足の甲にある)を骨折してしまいました。
緑矢印の米粒のような白い塊が仮骨です。
この位、仮骨が形成されていると、骨折部の強度は強くなっていますので、固定の必要はありません。
このように、エコーで仮骨形成の量を確認して、固定を外す時期を決定しています。
長年の勘に頼るのではなく、明確な根拠を元に固定期間を見極めています。
以上、新田でした。