にった接骨院

その怪我。本当にギプスが必要? 2024/10/10

足の骨折治療:ギプスか包帯固定か?

先日、足を骨折した患者さんから相談がありました。
病院でギプス固定を受けましたが、ギプスが合っていないのか、当たって痛い。
さらに、外すことができないため、かゆみや臭いも気になる。
にった接骨院で診て欲しい。
と、いう事でした。

そこで、一度当院で見せてもらう事になりました。
すると、かゆみで皮膚が赤くなり、臭いもありました。
この状態は、患者さんにとって苦痛でしかありません。

ギプスと包帯固定の違い

ギプスは一般的に骨折治療の際に使われる固定法ですが、必ずしもすべての骨折にギプスが必要というわけではありません。ギプスはしっかりと固定されるため、移動や日常生活で安心感がありますが、以下のような問題が生じることがあります。

  • ギプスが皮膚に当たって痛い
  • かゆみや臭いが発生する
  • 固定している間、患部の状態を直接確認できない

包帯固定のメリット

今回、私は包帯固定に変更しました。その結果、毎日患部の状態を確認することができるようになり、濡れたタオルで軽く拭くこともできるようになりました。また、包帯を調整することで、当たって痛い場所もその都度対応できるようになり、不快感がかなり軽減されました。さらに、電気治療も併用して、治癒を促進しています。

ギプスが必要かどうかの判断

ギプスを全く否定しているわけではありません。実際、重度の骨折や動かすことで悪化するリスクが高い場合には、ギプスは非常に有効です。しかし、すべての骨折にギプスが必要かどうかは慎重に判断する必要があります。今回の私のケースでは、確かに骨折が大きくズレていましたが、包帯固定で十分と判断しました。

快適な治療と回復

包帯固定にしてからは、驚くほど快適に過ごすことができています。そして、怪我も順調に回復しています。施術は個々の症状や状態に合わせて選択することが重要であり、必ずしもギプスが最善の方法とは限りません。

にった接骨院では、清潔・安定・快適な包帯固定で怪我を治していく事を得意としています。
お困り事がありましたら、ご相談ください。

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