こんにちは。埼玉県志木市、にった接骨院新田です。
今回は、階段で躓いて転倒した60代の患者様です。地面に左肩をぶつけてしまいました。
ぶつけた際、非常に痛みがあり、その後もかなりの激痛があったのですが、安静にしていれば大丈夫だろうと2日ぐらい安静にしていました。
その後も痛みがおさまらず、ご友人に話したところ、そのご友人が当院に連れてきたという経緯です。
肩関節脱臼の整復
来院され、エコーで詳細を観察して確認しました。
すると、左肩のあるべき骨が見当たりません。
右肩と比べてみるとわかります。
右肩のエコー画像です。黄色の点線のところが骨です。
先程の左肩のエコー画像です。赤い矢印のところに骨が見当たりません。
どういうことかというと、以下の骨格の写真で記したように、骨がずれているのです。
骨の関節が外れてしまうことを、「脱臼」と言います。
今回は、肩関節脱臼の整復を行いました。整復の動画をご覧ください。
このように、骨を引いて関節に戻していきます。最後に右手で骨がきちんと入っているか確認をし、終了となります。
整復作業は、どう引いたら、回転させたら、骨や腱がどのようになっているのか、明確に思い描けないと行うことができません。
これがほねつぎの技術です。沢山の経験と知識が必要です。
骨が元の位置に戻れば痛みも徐々におさまります。
脱臼の場合には、骨自体に損傷(骨折)がある可能性もあるので、必ず提携の整形外科をご紹介し、レントゲンでの検査をします。
また、脱臼は、整復後も関節包や周りの腱などがきちんと修復するまで固定や治療を行っていく事が重要です。
何かありましたら、当院までご相談ください。
主な紹介先
医療法人社団武蔵野会 新座志木中央総合病院
医療法人社団広優会 かとう整形外科・リハビリテーション科
医療法人社団医和会 坂本整形外科
さくら記念病院
(順不同)