埼玉県志木市中宗岡 にった接骨院 新田です。
今日は「橈骨頭の骨折」の症例についてご紹介します。
30代男性がスケートボードで転倒し、地面に手をついたと来院されました。
腫れはさほどでもなく、痛みもほどほどで、一見では判断できないので、エコーにて観察をしました。
骨折の疑いありということで、提携の整形外科にてレントゲンを撮影したところ、左腕の橈骨頭の骨折と診断されました。
橈骨頭の骨折は、腫れもあまりなく、痛みも少ない場合があるので、捻挫診断されてしまう場合があります。
当院ではエコー検査で、しっかりと患部を確認し、見落としのないようにしています。
さて「橈骨頭」とはどこでしょうか。
左肘から手首に向かって2本の骨がのびています。
そのうち細い方の骨が橈骨、肘についている骨の端を骨頭と言います。
以下の写真で✖印をつけているところが橈骨頭です。
ここは、手の平を表裏回転させる動きの支点となる大変重要な部位です。
しっかりと固定を施し、毎日、超音波骨折治療器オステオトロンをかけました。
2週間後、電気治療を続けながらリハビリも開始。3週間で固定を外すことができました。
全治1か月半。完治までが大変早かったです。