
埼玉県志木市中宗岡のにった接骨院、にったです。
今回は、疲労骨折の症例です。
バスケをやっている中学生の女の子が、ひねった覚えもないのに、足の甲が腫れて痛いと来院しました。
エコーで診てみます。
左右を横断している白い線が中足骨という骨なのですが、その骨の上の表面の部分、赤で囲まれたところに黒い空間が見えるでしょうか?ここが、腫れです。
この腫れが疲労骨折の前兆なのです。
このままバスケをやり続けていると、疲労骨折をしてしまいますよと伝えましたが、どうしても休むことができず2週間後にやっぱり痛いと来院しました。
再びエコーにて検査しました。
先日腫れがあった場所が、折れてしまっていました。
これが疲労骨折です。
中足骨は、スポーツなどでとても負担がかかり、疲労骨折をしやすいです。
徐々に力が加わることによって、徐々に折れて行ってしまうのです。
疲労骨折には、捻ってもいないのに腫れと痛みがあるという前兆があります。
下記の赤い枠のあたりが中足骨。
固定と安静にすることによって、折れる前に治すこともできます。
スポーツをしている、捻ってもいないのに腫れや痛みが足の甲にあるという場合、疲労骨折の可能性も考え、早めの受診をお勧めいたします。