にった接骨院

ほねつぎの技術:大変難しい骨折 2020/06/11

こんにちは。埼玉県志木市、にった接骨院の新田です。

 

本日は、庭で転倒をし、手をついた際に小指を骨折してしまった80代の患者様です。

負傷してすぐに来院された時の写真をご覧ください。小指が外側に向いてしまっています。

以下の写真をご覧ください。

軸を図示してみました。小指だけ大きく曲がっているのがわかります。

この骨折は、軸がずれてしまっている、大変難しい骨折です。

このまま骨がついてしまうと、オーバーラップフィンガーになってしまいます。

オーバーラップフィンガーについての記事はこちら→<指>ボールが当たり指が曲がらない! https://nikkotsu.com/1982

 

このままでは、痛みも強いため、まず小指の整復を行います。

以下の動画をご覧ください。

ここまでは、怪我の状況、患部の外見とエコー観察だけですが、

今まで様々な症例を診てきた経験から、この情報でどのように軸がずれてるのかということがわかるのです。

以下が整復後の写真です。軸が戻っているのがわかると思います。

この後、しっかりと固定を行い、整形外科にお願いをしました。

以下が、レントゲンの画像です。骨折がわかりますね。

毎日のように「超音波骨折治療器オステオロトン」で骨の再生を促進し、

定期的に整形外科で診察をして頂き、医師と共に連携して完治に向けて進んでいきます。

最後は、違和感も残すことなく、治療を終了することができました。

沢山の症例を診てきたからこそ、外観やエコー画像だけで、症状がわかるのです。

これからも、皆様の痛みを取り除き、予定を実行することが出来るように、経験をさらに積み上げていきたいと思います。

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