にった接骨院

新田、包帯を取ります! 2025/09/05

絶賛夏バテ中の新田です。

さて、当院に舟状骨骨折の患者さんが通院しています。
舟状骨骨折は、手の親指側にある小さな骨の骨折です。
あまり目立たない場所ですが、一度折れると治りにくく、固定にも高度な技術が求められる難しい骨折のひとつです。

正しい固定ができるかどうかが、治癒の成否を大きく左右します。
しかし、それと同じくらい重要なのが「包帯を外す技術」です。
固定した包帯を外すとき、患部が動いてしまえば、せっかく整えた骨の位置がズレる恐れがあります。
だからこそ、患部を安定させたまま、包帯を丁寧に外す技術が必要なのです。

この動作は、見た目には何気ないものに見えますが、実際には非常に繊細で、練習と経験が求められます。
少しの手の動き、指の添え方、テンションのかけ方次第で、患部にかかるストレスは大きく変わります。

一見すると分かりづらい部分ですが、こうした細かな操作こそが、舟状骨のような治りにくい骨折を治すためには欠かせません。

骨を正しい位置に戻す技術
その位置を保つ固定技術
そして、崩さず外すための技術

すべてがつながって、治癒へと導いていきます。

包帯を外す様子を、私のYouTube「骨コツTV」で紹介しています。
是非、ご覧ください!

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