にった接骨院

むしろ、脱臼の治療はここから始まる 2020/03/13

こんにちは。埼玉県志木市、にった接骨院の新田です。

今回は、親指の脱臼です。大変痛いです。

親指の付け根が変な方向に曲がってしまっているのがわかるでしょうか。

このような場合、骨はどんな状態になっているのでしょうか。

レントゲンの画像をご覧ください。

骨が完全にずれてしまっています。

このような場合、整復をして、骨を正しい位置に戻します。

整復後の画像が以下になります。

本来の位置に戻っています。これで痛みはかなりなくなります。

ずいぶん楽になると思います。

しかし、ここで治療が終わりというわけではありません。

むしろ、脱臼の治療はここから始まるのです。

 

脱臼の治療時に大切な事

脱臼をしたということは、骨がずれただけではありません。

以下の図の赤い線の引いてある部分をご覧ください。

骨がずれると、関節を安定させている「関節包」や「側副靭帯」が損傷してしまうのです。

この関節包や側副靭帯は、レントゲンにはうつりません。

痛みも引いたということで、ここで治療をやめてしまうと、関節を保護し、支えるものが弱ってしまうので、不安定になります。

 

脱臼した後は、この関節包や側副靭帯が修復するまで、整形外科と提携して、しっかりと通院する必要があります。

 

 

何かありましたら、当院までご相談ください。

 

主な紹介先

医療法人社団武蔵野会 新座志木中央総合病院

医療法人社団広優会 かとう整形外科・リハビリテーション科

医療法人社団医和会 坂本整形外科

さくら記念病院

(順不同)

 

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