にった接骨院

お子様が捻挫かな?と思った時に疑うこと 2017/12/28

こんにちは。

志木市宗岡のにった接骨院 新田です。

「たいしたことではないと思うんですけど…」でも、若木骨折。

「たいしたことではないと思うんですけど」

お子さんが転んで痛がっているから連れてきたという親御さんのよくあるセリフです。

捻挫かな?(捻挫でもひどい状況にあることもありますが…)

そう思ってエコー観察をしてみると…

「うーん。これ、折れていますね。」

「え?そうなんですか?まさか。」

そう、驚かれるパターンがよくあります。

これは若木骨折の状態です。

この症例は、通常の骨折と違い、腫れがほとんど出ることがないため、外観では気づきにくいのです。

そのうえ、痛みも人それぞれ。足を若木骨折していても、歩けてしまう子もいます。

若木骨折は、骨が折れ切らず、曲がった状態になるものです。

若木骨折ってどんなものなのでしょうか?

骨の状態が完全に形成されていない、幼児から小学校高学年ぐらいまでに多い骨折です。

骨が完全に折れ切ってしまうのではなく、曲がった状態になってしまうのです。

若い枝が力を加えた時に、折れるのではなく、しなるようなイメージです。

そのままにしておくと痛みがなかなかとれない。

気づきにくい骨折だけに、そのままになってしまったり、

痛みがないため自身の判断で固定を外してしまったりする場合があります。

その場合、痛みが取れるのが遅くなります。

できるだけ早く完治するようにオステオトロンを使います。

どんな治療をするの?

この骨折では固定が必須です。部位にもよりますがだいたい3週間程度です。

当院では超音波骨折治療器「オステオトロン」があり、

それをかけることによって、骨が修復する速度が約4割早くなります

 

ちょっとおかしいかな、ひどくはないと思うけど…

その段階でも受診してみることが、若木骨折を早期発見するポイントです。

 

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