
疲労骨折ってどんなもの?
今回は、小さな衝撃が繰り返し同じ部分にかかることで、骨にダメージが蓄積して起こる「疲労骨折」についてお話ししたいと思います。
サッカーをしている小学生の男の子が来院しました。
特に、ひねったり、ぶつけたりしていないのに、なんだか痛い。
そんな症状で来院されました。
足を見ると、足の甲が少し腫れています。
エコーで観察をしてみましょう。
エコー観察で何がわかるのか
エコーで観察をすると、骨の表面の組織が腫れあがっているのがわかります。
他の骨折や打撲では見られない、独特の骨が腫れているような画像が描出されるのです。
これは、疲労骨折の前兆です。
疲労骨折とは。
小さな衝撃が繰り返し同じ部分にかかることによって、
徐々に骨にダメージが蓄積し、そのまま続けていると最終的に折れてしまうという骨折です。
この患者様は、その後もサッカーを続けていたため、来院されたときはまだ折れていなかった骨が、骨折してしまいました。
原因としては、サッカーで走ることや、ボールを蹴ることの繰り返しからだと思われます。
どうやって治すの?
疲労骨折の前兆が見られたら、安静が第一です。
しかし、日常生活にも支障が出るような安静は難しい。
その場合、当院のアキュスコープ/マイオパルスで痛みを除去し、固定をして、患部の安静状態を保っていきます。
固定は、疲労の度合いによります。
初期の前兆であれば、1週間程度からですが、進行の度合いによっては2~3週間かかる場合もあります。
固定をしても、自身が安静にしていない場合は、時間がかかるどころか、そのまま進行する場合もあります。
エコー観察をすれば、前兆がわかるので、折れる前に対応ができるのが利点です。
よく使う部分に痛みがあると感じたら、ご来院ください。
志木市宗岡のにった接骨院 新田でした。