にった接骨院

ほねつぎの技術:疲労骨折には前兆がある 2019/06/22

埼玉県志木市中宗岡のにった接骨院、にったです。

 

今回は、疲労骨折の症例です。

バスケをやっている中学生の女の子が、ひねった覚えもないのに、足の甲が腫れて痛いと来院しました。

エコーで診てみます。

左右を横断している白い線が中足骨という骨なのですが、その骨の上の表面の部分、赤で囲まれたところに黒い空間が見えるでしょうか?ここが、腫れです。

この腫れが疲労骨折の前兆なのです。

このままバスケをやり続けていると、疲労骨折をしてしまいますよと伝えましたが、どうしても休むことができず2週間後にやっぱり痛いと来院しました。

再びエコーにて検査しました。

先日腫れがあった場所が、折れてしまっていました。

これが疲労骨折です。

中足骨は、スポーツなどでとても負担がかかり、疲労骨折をしやすいです。

徐々に力が加わることによって、徐々に折れて行ってしまうのです。

 

疲労骨折には、捻ってもいないのに腫れと痛みがあるという前兆があります。

下記の赤い枠のあたりが中足骨。

固定と安静にすることによって、折れる前に治すこともできます。

スポーツをしている、捻ってもいないのに腫れや痛みが足の甲にあるという場合、疲労骨折の可能性も考え、早めの受診をお勧めいたします。

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